南仏バロックの作曲家 ジャン・ジルの音楽
まだ6月だというのに、暑い日が続きますね!熱中症などにならないよう、水分補給と暑さ対策、上手にしていきたいですね(^^;;
レクイエムというと死者を慰めるための落ち着いた音楽というイメージがあるかと思うのですが、このレクイエムは南仏の雰囲気のせいか、明るく優美で軽快なところもあり、聴いていても歌っていても気持ちがいいです。指揮者の花井氏は「死者への弔いというよりは、遺された者たちに慰めと希望を与えてくれる」と仰っていますが、その通りだと思います。
今回は「セルパン」という珍しい楽器も登場します!一体どんな楽器なのでしょうか…?わくわくしますね☆
見どころ、聴きどころ満載の当公演をみなさま是非逃さぬよう!
尚、今日から3日間の全体リハーサルの様子を一部YouTubeにて公開する予定です♪「fonsflorismusic」というチャンネルからご覧になれますので、是非アクセスしてみてください^ ^
■第17回定期公演「南仏バロックの巨匠ジャン・ジル」
2014年6月6日(金)午後7時15分(6時45分開場)
演奏曲
ジャン・ジル 死者のミサ(レクィエム)、「あなたを愛します、主よ」
Jean Gilles (1668-1705), Messe des morts/Diligam te, Domine
ほか
とくに死者のためのミサ曲「レクィエム」はフランス各地で大好評を博し、18世紀のパリでおこなわれた公開コンサート・シリーズ「コンセール・スピリテュエル」でも、繰り返し演目に取り上げられました。
さらには、ルイ15世や、今年没後250年を記念する作曲家ラモーの追悼行事でも演奏されたことが知られています。
当時の演奏法を再現し、また様々な古楽器を使いますが、特に珍しいのはセルパンというヘビのような形をした管楽器です。バロック時代に教会での演奏によく使われた楽器で、ジルのオーケストラに独特の音色を加えてくれます。
南仏の太陽を思わせるような朗らかで明快なジルのレクィエムは、死者への弔いというよりは、遺された者たちに慰めと希望を与えてくれる名作です。
そして現代日本の私たちにとっても意義深く、また誰もが心から楽しめる音楽であることは間違いありません。
独唱 ソプラノ dessus:花井尚美
アルト haute-contre:中嶋克彦
テノール taille:大久保亮
バス basse:春日保人
管弦楽 ヴァイオリン・ヴィオラ violons:小野萬里 大西律子 長岡聡季 丹沢広樹 阿部まりこ 上田美佐子 深沢美奈
バス・ド・ヴィオロン basse de violon:十代田光子 西澤央子
オーボエ hautbois:尾崎温子
ファゴット basson:鈴木禎
セルパン serpent:橋本晋哉
テオルボ theorbe:金子浩
オルガン orgue:上尾直毅
合唱隊 ソプラノ dessus:鏑木綾 金成佳枝 神山直子 田村幸代
アルト hautes-contre:青木美桜 金沢青児 佐藤拓
テノール tailles:富本泰成 中村康紀 沼田臣矢
バリトン basses-tailles:櫻井元希 渡辺研一郎
バス basse:西久保孝弘 松井永太郎
指揮 花井哲郎
チケット:[前売]一般5,000円 ペア9,000円 [当日]一般5,500円 学生:2,500円*(全自由席 *学生券は、学生証を提示のうえお求め下さい)
前売券取扱:
東京古典楽器センター 03-3952-5515
野上書店(「目白」駅前・店頭での直接販売のみ)
スペース・セント・ポール(東京カテドラル内)03-3941-497
サンパウロ(「四谷」駅前)03-3357-8642
主催:フォンス・フローリス