こんにちは。かぶら「き」あやです。

歌い手・鏑木綾のブログ

2015年5〜7月の出演情報

2015年5〜7月の出演情報になります^^(何故この期間かというと、単にチラシがあるから^^;)

どれも内容的に面白く、意欲的なものばかり。ちょこっとですがソリストをさせて頂くものもいくつかあります。チケットご用命の場合はご連絡くださればご用意致します。みなさま是非足をお運びください!

 

 

まずは、いつもお世話になっている櫻井元希くんが立ち上げた団体です!古くも新しいバッハを目指します。ネウマから音型を見直したり、音程の取り方を曲によって音律を変えたりと、日々刺激的な稽古を重ねています。私はこの中でモンテヴェルディのLaudate dominum in sanctis ejusをソロで歌わせて頂きます。学生の頃からことあるごとに歌って来ましたが、当時の出版譜や理論書を改めて見直し、自分なりに新しく歌いたいと思っています。

 

2015年5月25日(月)
19:15開演(18:45開場)
武蔵野文化会館小ホール

 Salicus Kammerchor 1st concert

サリクス・カンマーコア 第一回公演
《Singet dem Herrn ein (altes und) neues Lied!
グレゴリオ聖歌が映し出す新たなバッハ像〜》

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グレゴリオ聖歌からバッハを捉えなおすというコンセプトで新しい演奏団体を立ち上げました。

様々な演奏家が様々に演奏してきた有名なバッハのモテット、現代の私たちから見れば古い歌かもしれません。しかし新たな視点で改めてこの曲を捉えなおすと、今までとは違った感覚で音楽がより親しみ深く、そしてより大きな感動を持って迫ってくると考えています。
まだ結成したての団体で、まだ自分たちでもどんな音がするのか、どんな音楽になるのか分かりませんが、「古く、しかし新しく」をモットーに音楽づくりをしていきます。

(櫻井元希)

 

【曲目】
"Cantate Domino"
Gregorian chant / W. Byrd / D. Buxtehude

"Singet dem Herrn ein neues Lied"
H. Schutz / J. Pachelbel

"Benedic, anima mea, Domino"
Gregorian chant / H. Isaac / C.Sermisy

"Nun lob, mein Seel, den Herren"
J. S. Bach BWV28 / M. Praetorius / J. H. Schein / J. S. Bach BWV389

"Laudate dominum in sanctis ejus"
Gregorian chant / C. Monteverdi / G. da Palestrina

"Lobet den Herrn in seinem Heiligtum"
J. H. Schein / H. Schutz

"Singet dem Herrn ein neues Lied" BWV225
J. S. Bach 

【出演者】
[指揮]
櫻井元希

[ソプラノ]
金成佳枝 Yoshie Kanenari
鏑木綾 Aya Kaburaki
中須美喜 Miki Nakasu
山口紗知 Sachi Yamaguchi

[アルト]
岩渕絵里 Eri Iwabuchi
野間愛 Ai Noma
前島眞奈美 Manami Maejima
井川弘毅 Hiroki Ikawa

[テノール]
金沢青児 Seiji Kanazawa
富本泰成 Yasunari Tomimoto
沼田臣矢 Shinya Numata
渡辺研一郎 Kenichiro Watanabe

[バス]
青木海斗 Kaito Aoki
大津康平 Kouhei Otsu
谷本喜基 Yoshiki Tanimoto
西久保孝弘 Takahiro Nishikubo

[通奏低音]
小林奏太 Sota Kobayashi(チェロ)
田宮亮 Ryo Tamiya(オルガン)


【入場料(全席自由)】
前売り 一般2500円/学生2000円
当日 一般3000円/学生2500円

【お問合せ】
salicus.office@gmail.com
090-3238-0364 (星野)

フェイスブックページ
https://www.facebook.com/salicus.kammerchor

コンサートスクエア
https://www.concertsquare.jp/blog/2015/201503197.html

 

 

続いて、日本にグレゴリオ聖歌や中世ルネサンス音楽を広めた皆川達夫先生が63年続けて来られた合唱団の演奏会です。恐らく、こういうものを歌う団体としては日本最古なのではないでしょうか?毎年、前半はミサ曲、後半は世俗曲という構成で演奏会を行っています。

今年は前半にオケゲムのミサ「ロム・アルメ」を演奏致します。練習に加えて、先生のお達しにより有志のメンバーが「ロム・アルメ」に関する様々な資料を探してまとめて発表しており、曲への理解が回を重ねる毎に深まっていっています。

後半はイタリア世俗曲を取り上げ、モンテヴェルディやマレンツィオのマドリガーレを演奏致します。この季節に相応しいものから、劇的なものまで彩り豊かにお送り致します。

 

2015年5月30日(土)
17:00開演(16:30開場)
トッパンホール

 《中世音楽合唱団創立63周年演奏会》

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【曲目】

ヨハネス・オケゲム/ミサ「ロム・アルメ」

 ・イタリア世俗曲

 ルカ・マレンツィオ/春風もどり

 クラウディオ・モンテヴェルディ/おお春よ 他

 

【出演者】

[指揮・解説]

皆川達夫

[合唱]

中世音楽合唱団

 

【入場料】

500円(全席自由)

 

そしてそして、6月は古楽アンサンブル コントラポントの10周年記念公演!

学生の頃にコントラポントのヴェスプロを聴いて感動したことを今でもよく思い出します。今こうしてその中で歌わせて頂けることが本当に嬉しく、有り難いです。カテドラルで奏でられるコントラポントのヴェスプロは華々しくなることと思います!次はいつ聴けるかわからないので、絶対に聴き逃さないでくださいね!

 

2015年6月22日(月)午後7時10分(6時30分開場)
カトリック関口教会(東京カテドラル聖マリア大聖堂)(東京都文京区関口3-16-15)

 古楽アンサンブル コントラポント

第20回定期公演 結成10周年記念演奏会

モンテヴェルディ 聖母の夕べの祈り》

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モンテヴェルディの傑作ヴェスプロの演奏には、典礼的な 組み立てやグレゴリオ聖歌に始まり、17世紀初期イタリ ア・バロックの演奏法、声楽・器楽のさまざまなテクニッ クや、ソロとアンサンブルの妙技が要求されます。ルネサ ンス・バロック宗教音楽のこだわりの演奏を続けてきたコ ントラポント10年の総決算としてこれほどふさわしい音 楽はありません。実力派器楽陣、ベテラン独唱陣に、この ところ急速に力をつけてきている新進気鋭の合唱隊を組み 合わせたアンサンブルには大きな期待が寄せられます。
アンサンブルを小編成にすることで、モンテヴェルディ本 来の響きを追求したい、徹底した古楽的アプローチで作品 のすばらしさを最大限に引き出したい。次の10年へ向け たさらなる飛躍の新たな第一歩となるこの演奏会で、それ を実現していきます。どうぞご期待ください。

 

【演奏曲】

クラウディオ・モンテヴェルディ 聖母の夕べの祈り
Claudio Monteverdi (1567-1643), Vespro della Beata Vergine


【出演者】
演奏: 古楽アンサンブル コントラポント

指揮:花井哲郎
独唱:ソプラノ 花井尚美
   テノール 櫻田亮
   バス   春日保人
器楽:ヴァイオリン 小野萬里 丹沢広樹
   ヴィオローネ 西澤央子
   コルネット  上野訓子 笠原雅仁 細川大介
   トロンボーン 大内邦靖 三田博基 宮下宣子
   リュート   上田朝子 金子浩
   ハープ    伊藤美恵
   オルガン   上尾直毅
声楽アンサンブル:コントラポント合唱隊
   鏑木綾 神山直子 田村幸代
   金沢青児 佐藤拓 渡辺研一郎 富本泰成
   沼田臣矢 櫻井元希 松井永太郎

【チケット(全自由席)】

[前売]一般5,000円 ペア9,000円 [当日]一般5,500円 学生:2,500円*
*学生券は、学生証を提示のうえお求め下さい

【前売券取扱】
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650 ※セブン-イレブンでの引取可能
東京古典楽器センター 03-3952-5515
野上書店(目白駅前・店頭直接販売のみ)
スペース・セント・ポール(東京カテドラル内) 03-5981-9009
サンパウロ(四谷駅前)03-3357-8642 

【主催】

フォンス・フローリス

 

 

そして、チラシには載っていないのですが、ヴォーカル・アンサンブル カペラの7月公演に出演させて頂くことになりました。今回はジョスカンの後を継いだ「ポスト・ジョスカン世代」の作曲家達の作品を演奏します。ゴンベールやノン・パパなどなかなか演奏される機会はないものの、名曲揃いの作品をお楽しみ頂けます。

 

2015720日(月・祝)午後4

聖アンセルモ・カトリック目黒教会

 ヴォーカル・アンサンブル カペラ2014/2015シーズン定期公演

《サルヴェの祈り~ポスト・ジョスカン世代の珠玉の聖母モテット集》

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ヴォーカル・アンサンブル カペラはルネサンス音楽の巨匠ジョスカン・デ・プレに長年取り組んできています。そして同時代の作曲家、またジョスカン以前、あるいはジョスカン以降のフランドルの 曲家たちの素晴らしい作品も紹介してきました。

 

この演奏会ではジョスカンに影響を受け、その様式を取り入れ、新しい個性的な境地を切り開いていった16世紀フランドルの作曲家達の作品を集めたプログラムを組んでみ ました。その中心になるのはハプスブルグ宮廷で活躍したニコラ・ゴンベールです。優美で流麗な旋律が、切れ目なく緻密なポリフォニーを紡ぎ出していく、フランボワイヤンと呼ぶにふさわしい作品を多数残しています。

プログラム前半は聖母のためのモテットと、ゴンベールの「白鳥の歌」ともいわれる8曲のマニフィカトから第4旋法の曲を、聖母の晩課の形式で、グレゴリオ聖歌や詩編朗唱などを交えて演奏します。後半は聖母への祈りの集いである「サルヴェの祈り」の形で、クレメンス・ノン・パパ 、クレキヨン、リシャフォール、といった、一般にはなかなか聴けない作曲家たちの美しい聖母モテットを演奏しま す。

聖母に捧げる音楽の花束のようなこのプログラムにどうぞご期待ください。

 

【演奏曲】

グレゴリオ聖歌 Gregorian chant

聖母の晩課 Vesperae de Beata Maria Virgine

ニコラ・ゴンベール Nicolas Gombert (ca.1495-ca.1560)

「めでたし いとも聖なるマリア」 “Ave sanctissima Maria”

アヴェ・マリアAve Maria

「わたしは園へ下って」“Descendi in hortum meum”

「あなたは美しいものとなられました」“Speciosa facta es”

4旋法のマニフィカト Magnifi cat quarti toni

クレメンス・ノン・パパ Clemens non Papa (c.1510 to 1515-1555/56)

「わたしは野の花」 Ego flos campi

チプリアーノ・デ・ローレ Cipriano de Rore (1515/16-1565)

「めでたし天の元后、天使たちの王の御母」 Ave Regina caelorum, Mater Regis Angelorum

ジャン・リシャフォール Jean Richafort (ca.1480-ca.1550)

「サルヴェ・レジーナ」 Salve regina

ほか

 

【出演者】

superius 花井尚美 安邨尚美 鏑木綾
contratenor 青木洋也 望月裕央
tenor 及川 豊 根岸一郎 富本泰成 渡辺研一郎
bassus 櫻井元希 花井哲郎 Maestro di Cappella=音楽監督

【チケット料金(全自由席)】
 前売: 一般 4,200円 ペア 7,400円 当日: 一般 4,700
 学生 2,500円(前売、当日とも)
会員優先席あり 学生券は、学生証を提示のうえお求めください

前売券取扱
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650(セブン-イレブンでの引き取り可能)
東京古典楽器センター 03-3952-5515
スペース・セント・ポール(東京カテドラル内) 03-5981-9009
サンパウロ(「四谷」駅前) 03-3357-8642

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業
後援:ベルギー王国大使館