Rebecca Stewart workshop in Prague 2015
7時間トランジットにも関わらず、余りの疲労で空港内のスタバにずっといました(^^;; 途中仕事もしながら…。
日本から出発して22時間後、いよいよ2年振りのチェコに到着!色々と小さな事件はあったのですがそれはここではやめておきましょう(苦笑)
そんなこんなで2年ぶりのレベッカのワークショップ!
レッスンスケジュールはこんな感じ↓
午前中はレベッカ先生の講義とチェコ語の曲のレッスン。レベッカはチェコ語のネイティヴではないので受講生の一人であるクリスティーナが発音指導をしてくれてます。彼女はとても勉強熱心で、本当に美しく歌います。
↑真ん中のメガネの女の子がクリスティーナ!なんと同い年^ ^
午後はポリフォニー!発音はチェコ・ラテン!なんかはまりそう!!いつものミサ通常文がなんだか違う趣を見せています…。ミサに加えてモテットを2曲歌うのですが、この内一曲がミサと同じメンスーラだけどテンポが倍速くなった上に歌う場所が大幅に変更されて皆初見状態になってしまい、テンポが変わるだけでこんなにもトリッキーになるのかと大苦戦しました(^^; そしてもう一曲はクレフの位置が変わっていて、はじめは半音の位置がわからなくなってしまって混乱しました…。
曲の練習に入る前のエクササイズでは「カズーkazoo」という、咥えながら鼻腔に響く声を出すと音が出るという楽器を使います。
↑2年前にレベッカからもらいました!
Modal musicを歌うときは、鼻腔を普段よりももっと使った方が良いと彼女は言います。その訓練にカズーは適しているのです。更にレベッカはホーミーができます!倍音を見事に操っていて驚きでした。私もこのコースのうちに少しできるようになりました!このホーミーで1人はドローン、もう1人はドローンの上で自由に動くというのをやるのですが、これが良いアンサンブルの練習になるので、帰ったらやれそうなところで早速実践してみようと思います。
ひとつ大事なことを忘れていました。鼻腔を使うその前に、まず「airs comes in, and then go through the mouth」を忘れてはいけません。当たり前のことなのですが「まず自然と空気が入ってくる」ことを歌おうとするときに逆に捉えてしまいがちです。「自分で歌うのに必要な空気を頑張って吸う」のではなく「空気は自然と入ってくるもの」。空気が入ってきて、口から出て行く。その循環の中で音楽する。これを意識すると自然と生き生きとした音楽になります。
こういったことをレベッカは毎日一緒に歌って実際にやって、見せて、聞かせてレッスンしてくださいました。もうかなりご高齢なのですがその情熱で受講生よりもアグレッシブに毎日熱い指導をしてくださいました。
5日間のリハーサルを終えて、最後は聖シュテパノ教会というとても綺麗な教会でコンサートでした。
コンサートは色々あったものの、お客様にも喜んでもらえた良いものになったと思います^ ^
チェコでの滞在は今日まで。今朝は聖アネシュカ修道院の建物を使った中世博物館に行ってきました。
博物館の後は市民会館と火薬塔を見て、
プラハの旅はひとまず終わり。
これを書いているうちにニュルンベルクに着きました!
次の目的地であるハイデルベルクまで後3時間!
これからは色んな人に会いに行き、歴史的な建造物を見る旅になるので、それもまた楽しみです(^O^)